増上寺 三解脱門の一般公開は、平成23年9月17日(土)~11月30日(水)の
期間行われている。
増上寺は、東京都港区芝公園四丁目にある浄土宗の寺院である。
元禄14年(1701年)3月に江戸下向した勅使が増上寺を参詣するのをめぐって
畳替えをしなければならないところ、高家の吉良義央が勅使饗応役の浅野長矩
に畳替えの必要性を教えず、これが3月14日の殿中刃傷の引き金になったという
逸話が『忠臣蔵』で有名である。
三解脱門(さんげだつもん、重要文化財) - 戦災をまぬがれた建物の1つで、
元和8年(1622年)建立の二重門(重層で、各層に屋根が付く門)である。
この門をくぐると、三毒(3つの煩悩、即ち貪、瞋、癡)から解脱できるとされ
る。貪は貪欲、瞋は怒りの心、癡は真理に対する無知、これら三毒は仏教で最も
克服されるべき対象(人間の諸悪・苦しみの根源)とされる。
二階内部(楼上)には釈迦三尊像・十六羅漢像および当山歴代上人像が奉安さ
れている。三門楼上に上がり、釈迦三尊像・十六羅漢像(東京都指定文化財)
が拝観可能である。
参考資料
増上寺
戦後初の一般公開 国指定重要文化財 増上寺 三解脱門
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