政府の地震調査委員会は9日、岐阜県東部にある活断層「阿寺(あでら)
断層帯」の北部で地震が発生する確率が、東日本大震災の影響で高まっ
た可能性があると発表した。
確率が高まった可能性があるのは、阿寺断層帯のうち、北部の同県下呂市
に延びる「萩原断層」(長さ約17キロ)。マグニチュード(M)6.9 の地
震を起こすとされる。
阿寺断層(あでらだんそう)は、岐阜県と長野県にまたがる断層で、活動
度A級の活断層である。阿寺断層帯ともいう。
岐阜県中津川市神坂より下呂市萩原町山之口にいたる全長約70kmの断層で
ある。
阿寺山地は、岐阜県と長野県にまたがって、北西-南東方向にほぼ一直線に
連なっている。これは、活断層である阿寺断層に起因するものである。
東日本大震災の前には、阿寺断層の北部はM6.8程度の地震が推測され、30年
以内の発生確率は11%とされていた。
参考資料
岐阜・阿寺断層帯で地震発生確率上昇 東日本大震災の影響で
岐阜県の萩原断層、地震確率高まった可能性
阿寺断層
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