全国戦没者追悼式は、日本政府の主催で毎年8月15日に行われる、第二次世界
大戦の戦没者に対して宗教的に中立な形で行われる追悼式である。
追悼の対象は第二次世界大戦で戦死した旧大日本帝国軍人・軍属約230万人
と、空襲や原子爆弾投下等で死亡した一般市民約80万人である。式場正面に
は「全国戦没者之霊」と書かれた白木の柱が置かれる。
式典は政府主催で、事務は厚生労働省(旧・厚生省)社会・援護局が行う。
現在は東京都千代田区の日本武道館で開かれる。式典開始は午前11時51分、
所要時間は約1時間である。正午より1分間の黙祷を行う。
式典には天皇・皇后、三権の長である内閣総理大臣、衆議院議長、参議院
議長、最高裁判所長官及び各政党代表(政治資金規正法第3条2項に規定す
る政党で国会に議席を有するものの代表)、地方公共団体代表(都道府県
知事、都道府県議会議長など)が参列する。
日本遺族会等関係団体の代表者(日本遺族会会長)、経済団体(日本商工
会議所会頭)、労働団体(日本労働組合総連合会会長)、報道機関の代表
者(日本新聞協会会長)、日本学術会議会長、日本宗教連盟理事長などを
招くほか各都道府県遺族代表、一般戦災死没者遺族代表、原爆死没者遺族
代表らを国費で参列させている。
昨年の全国戦没者追悼式を伝える YouTube 動画を下記に示す。
参考資料
全国戦没者追悼式
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