マルウェアとは、IT用語辞典によると、
コンピュータウイルス、ワーム、スパイウェアなどの「悪意のこもった」ソフト
ウェアのこと。「mal-」という接頭辞には「悪の」という意味があり、これとソ
フトウェアを組み合わせた造語である。遠隔地のコンピュータに侵入したり攻撃
したりするソフトウェアや、コンピュータウイルスのようにコンピュータに侵入
して他のコンピュータへの感染活動や破壊活動を行ったり、情報を外部に漏洩さ
せたりする有害なソフトウェアのことを言う。
とある。また。ウキペデイアによると、
マルウェア (Malware) は、「悪意のある」という意味の英語「Malicious
(マリシャス)」と「Software」を組み合わせて創られたかばん語である。
(注: かばん語とは、複数の語のそれぞれの一部を組み合わせて作られた語
である。)
マルウェア (Malware) とは、不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意
のあるソフトウェアや悪質なコードの総称である。マルウェアには、様々な脅
威が含まれる。マルウェアの例としては、ウイルス、バックドア、キーロガー、
トロイの木馬、WordやExcelのマクロウイルス、ブートセクタウイルス、スクリ
プトウイルス (BAT、Windowsシェル、JavaScriptなど)、クライムウェア、スケ
アウェア、スパイウェア、悪質なアドウェア、ミスリーディングアプリケーシ
ョンなどがある。日本では、「悪意のある不正ソフトウェア」または「不正プ
ログラム」とも呼ばれる。
とある。
また、このマルウェアについては、
によると、
マカフィーは3日、2011年第1四半期のセキュリティにおけるレポートを発表した。
レポートでは、検出されたマルウェア件数が600万件にのぼり、マルウェアの
活動が過去最も活発であること、Androidを狙ったマルウェア総数の増加など
が掲載されている。レポートは同社Webサイトからダウンロードできる。
第一四半期の増加率をふまえると、2010年末の時点では累計5,500万個未満で
あったマルウェアのサンプル数は、2011年累計で7,500万を超える可能性があ
ると同社は指摘している。また偽セキュリティソフトの活動が非常に活発で、
2011年3月には過去最高値となる35万件を検出している。
Androidをターゲットにしたマルウェアも顕著な増加が見られ、この四半期に
発見されたおもなマルウェアとして「Android/DrdDream」、「Android/Drad」、
「Adnroid/StemySCR.A」、「AndroidBgyoulu」などを挙げている。これらは、
感染にユーザーの操作などアクションが必要で、ゲームやアプリケーション
からSMSデータに至るまで影響する。同社では、近い将来マルウェアを自動的
にインストールするエクスプロイト型が出現する可能性が高いとし、注意を
喚起している。
また、同社シニアバイスプレジデント、ヴィンセント・ウィーファー(Vincent
Weafer)氏はレポートの発表に際して以下のようなコメントを発している。
「マカフィーの最新脅威レポートにより、マルウェアが2011年も着実に増加
していることが明らかになりました。また、東日本大震災など、サイバー犯
罪者が、大きな自然災害や出来事を悪用し、疑いを持たないユーザーを罠に
掛けようとしていることも改めて確認できました。幸いにも2011年第1四半
期はスパムが沈滞状態でしたが、決して注意を怠ってはいけません。McAfee
Labsでは、新種のAndroidマルウェアや、Rustockの後を引き継ぐボットネッ
トなど、多数の脅威を新たに確認しています。新たな脅威は、インターネッ
トユーザーに対し、従来とは異なった影響を与える可能性があるため、引き
続き注意が必要です。」
とのべている。
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