2011年6月18日土曜日

パーソナルゲノム

ゲノムとは、ドイツ語(Genom) であり、生命の謎を解く鍵である。ゲノムはある
生物のもつ全ての遺伝情報とされている。

ここ20年ほどで飛躍的に研究が進んだ分野であり、いま最もホットな研究テーマ
の一つとされている。

ゲノムシークエンス技術の急速な進歩があり、2010年に米国パシフィック・バイオ
サイエンス社が販売予定の最先端シークエンサーを用いれば、個人のゲノム情報を
1 時間以内で読むことが可能になるとされている。

この技術は未だ発展途上だが、シークエンス精度は急速に向上し、費用は劇的に低
下するだろう。多くの専門家が、数年以内に個人のシークエンス決定に要する費用
は数万円程度になると予想している。このレベルまで下がれば、臨床に応用可能だ。

DNA配列全てを解読する技術が飛躍的に向上し、誰でも自分の遺伝情報「パーソ
ナルゲノム」を知れる“大衆化”の時代が到来しようとしている。

アメリカでは遺伝子から病気のリスクを知り、早めの対策をとるために、パーソナ
ルゲノムを解読する人が増加、解読ビジネスも始まっている。パーソナルゲノムは
病気の発症リスクだけでなく、薬の効果もわかる。

病気に関する遺伝子は未知のものが多いが、ゲノムは一生不変で、重要な遺伝子が
発見されるたび、自分の配列と参照、確認することができる。その一方、遺伝情報
は親や子供など血縁者と共通する部分があり、知りたくない人に望まぬ情報を突き
つけるという問題も顕在化している。

参考としたインターネット上の情報
ゲノム
医療での成長戦略を考える: オーダーメード医療とスーパーコンピューター
到来!パーソナルゲノム時代

参考とした情報の3番目のものは、2011年6月16日に NHK で放送されたクローズア
ップ現代のものであり、そこには動画がある事を付記しておきます。

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