イカロスは太陽光が持つ微弱な圧力を帆で受け止め、
燃料を使わずに飛行する小型ソーラー電力セイル実証機。
帆の展開で、イカロス計画は「最大のヤマ場」を越え、
宇宙ヨットとして本格的な航行がはじまる。
円筒形の機体を回転(最速で毎分25回転)させ、側面
に収納されていた樹脂膜を遠心力で伸展させて、約14
メートル四方の帆が完全に広がったことを確認した。
金星付近に到達するまでの半年間、帆にはり付けた
太陽電池の発電能力やソーラーセイル(太陽帆)
による加速、軌道制御技術などを検証する。
イカロスは5月21日、JAXA種子島宇宙センター
(鹿児島県)から国産大型ロケット「H2A」17
号機で日本初の金星探査機「あかつき」と同時に打
ち上げられた。
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