2010年4月2日金曜日

1805年 - ハンス・クリスチャン・アンデルセン、誕生日

マッチ売りの少女(マッチうりのしょうじょ)は、
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの創作童話の一つ。
彼の5番目の作品として1848年に発表された。

あらすじ [編集]
年の瀬も押し迫った大晦日の夜、小さな少女が一人、
寒空の下でマッチを売っていた。マッチが売れなけ
れば父親に叱られるので、すべて売り切るまでは家
には帰れない。しかし、人々は年の瀬の慌ただしさ
から、少女には目もくれずに通り過ぎていった。

夜も更け、少女は少しでも自分を暖めようとマッチ
に火を付けた。マッチの炎と共に、暖かいストーブ
や七面鳥などのごちそう、飾られたクリスマスツリー
などの幻影が一つ一つと現れ、炎が消えると同時に
幻影も消えた。

流れ星が流れ、少女は可愛がってくれた祖母が
「流れ星は誰かの命が消えようとしている象徴なのだ」
と言った事を思いだした。次のマッチをすると、
その祖母の幻影が現れた。マッチの炎が消えると、
祖母も消えてしまうことを恐れた少女は慌てて持って
いたマッチ全てに火を付けた。祖母の姿は明るい光に
包まれ、少女を優しく抱きしめながら天国へと昇って
いった。

新しい年の朝、町の人々が見つけたのは、マッチの燃
えかすを抱えて幸せそうに微笑む、少女の小さな屍であった。



アンデルセンは、経済的に全く恵まれない少女時代を
送った母親をモデルにして、この作品を作ったといわ
れている。

1805年デンマーク、フュン島の都市オーデンセで産まれる。
22歳の病気の靴屋の父と数歳年上の母親の家で産まれた。
彼の家は貧しく一つの部屋で全員が眠った。

文章、イラストは、Wikipedia による。



付記
このブログの2009年3月16日の「アンデルセンの生い立ちとその母」
をお読みいただければ幸甚に存じます。


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