3月1日~3月14日 二月堂にて修二会本行が行われました。
東大寺(とうだいじ)は、奈良県奈良市雑司町にある華厳宗
大本山の仏教寺院である。現別当(住職)は219世・上野道善。
金光明四天王護国之寺(こんこうみょうしてんのうごこくのてら)
ともいい、奈良時代(8世紀)に聖武天皇が国力を尽くして建立
した寺 ...
東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)
東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、天平勝宝4年(752)、東大寺開山良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟、実忠和尚(じっちゅうかしょう)によってはじめられたと伝えられます。以来一度も途絶えることなく続けられ、平成13年(2001)には1250回を数えました。
この法会は、現在では3月1日より2週間にわたって行われていますが、もとは旧暦の2月1日から行われていましたので、二月に修する法会という意味をこめて「修二会」と呼ばれるようになりました。また二月堂の名もこのことに由来しています。
行中の3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には、
「お水取り」といって、若狭井(わかさい)という井戸
から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」
を汲み上げる儀式が行われます。また、この行を勤める
練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして、夜毎
、大きな松明(たいまつ)に火がともされ、参集した
人々をわかせます。このため「修二会」は「お水取り」・
「お松明」とも呼ばれるようになりました。
12月16日(良弁僧正の命日)の朝、翌年の修二会を勤
める練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる11名の僧侶
が発表され、明けて2月20日より別火(べっか)と呼ばれ
る前行が始まり、3月1日からの本行に備えます。
そして3月1日から14日まで、二七ヶ日夜(二週間)の間、
二月堂に於て修二会の本行が勤められます。
「修二会」の法要は、正しくは「十一面悔過
(じゅういちめんけか)」といい、十一面観世音菩薩
(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)を本尊とし、
「天下泰平(てんかたいへい)」「五穀豊穣
(ごこくほうじょう)」「万民快楽(ばんみんけらく)」
などを願って祈りを捧げ、人々に代わって懺悔(さんげ)
の行を勤めるものです。前行、本行をあわせてほぼ1ヶ月、
準備期間を加えれば3ヶ月にも及ぶ大きな法要となります。
3月12日の修二会「お松明」
関西では、東大寺のお水とりが終わると、温かくなると言われています。
修二会の満行は、あす3月15日です
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