2008年10月2日木曜日

コヘレトの言葉第2章

 旧約聖書コヘレトの言葉第2章から抜粋引用します。

2-1 わたしはこうつぶやいた。
    「快楽を追ってみよう、愉悦に浸ってみよう。」

    見よ、それすらも空しかった。


2-10  目に望ましく映るものは何ひとつ拒まず手に入れ
      どのような快楽をも余さず試みた。
      どのような労苦をもわたしの心は楽しんだ。
      それが、労苦からわたしが得た分であった。


2-11  しかし、わたしは顧みた
         この手の業、労苦の結果のひとつひとつを。
      見よ、どれも空しく
      風を追うようなことであった。
      太陽の下に、益となるものは何もない。

2-16 賢者も愚者も、永遠に記憶されることはない。
     やがて来る日には、すべて忘れられてしまう。
     賢者も愚者も等しく死ぬとは何ということか。

2-17 わたしは生きることをいとう。太陽の下に起こることは、
     何もかもわたしを苦しめる。どれもみな空しく、
     風を追うようなことだ。


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