情報収集衛星光学4号機/H-IIAロケット19号機の打上げが、23日13時36分~
13時49分に設定されている。
情報収集衛星は、日本の内閣官房が、安全保障や大規模災害への対応、その
他の内閣の重要政策に関する画像情報収集を行うために運用している人工衛
星である。実質的には偵察衛星を指す。
情報収集衛星は、光学センサ(いわゆる超望遠デジタルカメラ)を搭載し画
像を撮影する「光学衛星」と、合成開口レーダーによって画像を取得する
「レーダー衛星」との2機を一組として、二組(計4機)の体制により運用さ
れる。
光学衛星は主に昼間の写真撮影を行う。一方のレーダー衛星は、光学衛星よ
り分解能は落ちるものの、夜間および曇天でも画像取得が可能である。
情報収集衛星を活用した大規模災害として、2004年(平成16年)の新潟県
中越地震、2005年(平成17年)の福岡県西方沖地震、2007年(平成19年)
の能登半島地震及び新潟県中越沖地震、2008年(平成20年)の岩手・宮城
内陸地震及び岩手県沿岸北部地震、2011年(平成23年)の霧島山(新燃岳)
の火山活動及び東日本大震災を挙げており、内閣衛星情報センターにおいて
撮像した画像の判読・分析を行い、必要に応じて関係省庁にその結果を配付
・伝達したとされている。
参考資料
H-IIAロケット19号機による情報収集衛星光学4号機の打上げ日について
情報収集衛星
【追記】
下記画像は、情報収集衛星 午後打ち上げへ からのものである。
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