2011年8月17日水曜日

千葉県鴨川市清澄寺現代アート展

東京、京都などで活躍する現代アートの若手新進作家6人が8月10日から
21日まで、日蓮宗の大本山清澄寺(鴨川市清澄)と釈迦寺(同市貝渚)を舞
台に展覧会を開催しています。

千葉県鴨川市にあります清澄寺では「アートが山にのぼること」のタイ
トルで、鴨川や日蓮、仏教世界に着想を得るなどして制作した作品を含
めた絵画、彫刻、映像作品30点以上を境内の屋内外に展示されている。

約1300年の歴史を持つ名刹が〝アート空間〟として使われるのはこれが
初めて。

作家らは7月30日から順次清澄入りし、合宿しながら作品制作と展示準備
を開始。周辺住民らはこのユニークな活動を興味深く見守っている。

出展作家は長狭高を卒業し、現在東京芸術大大学院修士課程在学中の山口
真和(まな)さん(23)と、平川恒太さん(24)、千ヶ崎慶一さん(26)、齋藤春
佳さん(23)、尾家杏奈さん(24)、藤野真司さん(21)。6人は各種のアート
コンペティションで知り合い、親交を深めてきた。

今回の企画は昨年末、山口さんが「お寺のような伝統的な空間で展覧会を
やってみたい」と釈迦寺の住職、影山教俊氏に相談したことがきっかけ。

現地を訪ね、折衝を重ねる中で、清澄寺側も「若い人たちの活動を支援し
よう」と会場提供を快諾した。

6人は期間中の20日、東京発1泊2日の「清澄バスツアー」も企画。40人を
集客予定で、20日夜には地唄舞の公演、夜の展覧会場散策といったイベン
トも開催する。

平川さんは「自分では清澄の自然をテーマにした作品を準備した。私たち
の〝鴨川観〟を美術を通して感じてほしい」千ヶ崎さんは「現代美術は
とっつきにくいといわれるが、見ていただければ隔たりはないと分かって
もらえると思う」と話している。

参考資料
清澄寺で現代アート展 若手の新進作家6人が 鴨川
アートが山をのぼること

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