スパムは10年間で8%から90%に、Symantecが動向報告
1月14日12時31分配信 ITmedia エンタープライズ
セキュリティ企業の米Symantecは1月13日のブログで、2000年
から2009年にかけてのスパムメールの動向を振り返り、全電子
メールに占めるスパムの割合は2000年には8%足らずだったの
が、現在では90%近くを占めるようになったと報告した。
Microsoftのビル・ゲイツ会長は2004年、「2年以内にスパム
は全滅する」と公言したが、その後も流通量は増え続け、2009年
5月には全メールに占める割合が過去最高の95%に到達。
同年中に出回ったスパムは40兆通を超えた。
スパムの増加は企業にも悪影響を与えており、スパム対策に
かかるコストは世界で1300億ドル、米国だけで420億ドルに上る
との推計も紹介している。
内容もHTMLスパム、フィッシング詐欺スパム、画像スパム、
PDFスパムなどさまざまな手口が使われるようになり、2010年
以降はさらに高度化、ターゲット化の傾向が強まるとSymantecは
予想。組織もコンシューマーもスパム対策のための最新技術導入
が緊急課題になると指摘した。
これとは別にSymantecは、2009年12月のスパムメール動向に
関する月例報告書を発表し、スパム発信地域のシフト傾向や、
スパム1通当たりのサイズの変化などについて伝えている。
.最終更新:1月14日12時31分
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