この時期、「丑の上刻」(午前2時から2時40分)頃になると、ホトトギスが
「キョッキョッ キョキョキョキョ!」と鳴きはじめ目覚めることが多い。年の
せいかもしれませんが・・・ 寝不足ぎみである。
ウィキペディアによりますと、ホトトギス(杜鵑、学名 Cuculus poliocephalus)
は、カッコウ目・カッコウ科に分類される鳥類の一種。特徴的な鳴き声とウグイ
スなどに托卵する習性で知られている。日本では古来から様々な文書に登場し、
杜鵑、時鳥、子規、不如帰、杜宇、蜀魂、田鵑など、漢字表記や異名が多い。
その年に初めて聞くホトトギスの鳴き声を忍音(しのびね)と言い、古典文学で
は珍重されている。平安時代以降には「郭公」の字が当てられることも多い。
正岡子規の雅号子規はこのホトトギスの異称からきており、結核を病み喀血した自
分自身を、血を吐くまで鳴くと言われるホトトギスに喩えたものである。
正岡子規と言えば、誰もが一度は耳にしたことがある
「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
の句が有名である。
ホトトギスを詠んだ句としては、
「なかぬなら殺してしまへ時鳥 織田右府」(織田信長)
「鳴かずともなかして見せふ杜鵑 豊太閤」(豊臣秀吉)
「なかぬなら鳴まで待よ郭公 大權現様」(徳川家康)
が有名で皆の知るところである。
これら三句は、松浦静山(まつうらせいざん)の『甲子夜話』(かっしやわ)に記載
されている。『甲子夜話』では、人から聞いた話として紹介されているから、詠み人
は不詳なのでしょう。『甲子夜話』(かっしやわ)は、江戸時代後期に肥前国平戸藩
第9代藩主の松浦清(号は静山)により書かれた随筆集。(注: 松浦静山、甲子夜話
の詳細については、ウィキペディアでお調べ下さい。)
最後に、たろしろが詠んだ一句。
「鳴かぬなら 安眠できる ホトトギス」
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