2011年6月6日月曜日

1971年6月6日: ソ連で3人乗りの宇宙船ソユーズ11号打ち上げ

今日(6月6日)は、芒種(ぼうしゅ)であり、芒(のぎ 、イネ科植物の果実を包む
穎(えい)すなわち稲でいう籾殻にあるとげのような突起)を持った植物の種をまく
ころ。『暦便覧』には「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」と記されている。


ソユーズ11号は1971年6月6日にカザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地から打
ち上げられた。

ソユーズ11号のサリュート1号へのドッキングは6月7日に成功し、ゲオルギー・
ドブロボルスキー、ウラディスラフ・ボルコフ、ビクトル・パツァーエフの3人の
クルーは22日間滞在した。

1971年6月30日、ソユーズ11号の帰還モジュール(再突入カプセル)は通常通り
大気圏再突入をしたかに見えたが、カプセルを開けると死亡した3人の宇宙飛行士
が発見された。3人は窒息死していたことがすぐに明らかになった。

1980年に初の有人飛行が行われたソユーズ T からは再び3人乗りになった。帰還
モジュールには3人が宇宙服を着て搭乗できる広いスペースが設けられた。


さて、先日地球に帰還した国際宇宙ステーション(ISS)のクルー3人に代わって、
ISS へ行くソユーズ TMA-02M が、2011年モスクワ時間6月5日5時頃(日本時間
11時)、発射台に据え付けられた。いよいよカウントダウンが始まり、打ち上げの
準備が整った。



今回のソユーズTMA-02Mには、第28次/第29次長期滞在クルーのセルゲイ・ヴォルコ
フ宇宙飛行士、マイケル・フォッサム宇宙飛行士、古川聡宇宙飛行士の3人が搭乗す
る。

ソユーズTMA-02Mの打ち上げはバイコヌール時間6月8日2時12分(日本時間5時
12分)に予定されており、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングは6月
10日に予定されている。

3人はISSで滞在している3人のクルーらと合流し、約6ヶ月間の長期滞在を行う。

日本人宇宙飛行士がISSで長期滞在するのは、若田光一宇宙飛行士、野口聡一宇宙
飛行士に続き3人目。また、日本人がソユーズ有人宇宙船に搭乗するのも3回目で、
2009年12月の野口聡一宇宙飛行士以来である。

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