2010年8月3日火曜日

竿燈

竿燈(かんとう)は、毎年8月3日~6日に秋田県秋田市で行われる祭り。
竿燈全体を稲穂に、連なる提灯を米俵に見立て、額・腰・肩などにのせ、
豊作を祈る。大若(おおわか)は提灯が46個、重さが約50kg。

重要無形民俗文化財に指定されており、青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつり
と並んで東北三大祭りの1つとされる。



大きさや重さは、次の通り。
大若:大人用で、重さ50kg、長さが12m、提灯の数が46個と非常に重い。
中若:重さ30kg、長さが9m、提灯の数が46個。
小若:小学生高学年~中高生用で重さ15kg、長さが7m、提灯の数が24個である。
女性が両手で持つのは厳しい重さである。
幼若:小学生低学年以下用で、重さ5kg、長さが5m、提灯の数が24個。
こちらは大人なら誰でも持てそうな重さ。

上記の若を、差し手が流しから平手、額、肩、腰などにのせてバランスをとり、
上達してくると、扇子を仰ぎながら行っているのも見られる。特に腰は難度が
高いとされる。

人によっては、顎にのせる人がいたり、町内によっては「鳩」を仕掛けたりと
ユニークなものもある(纏)。

提灯の絵柄は、「兎の餅つき」の図柄で「上米町一丁目」という様に絵とその
町内の文字などで分かることが多い。提灯には、雨によって貼った和紙が溶け
ないように、油が表面に塗られており、堤燈台も倒れたときのために、
下部が両脇に空気を通すための穴がある。

今では、殆どが1町内に1つのスポンサーが入り竿燈が行われている。

開催場所は秋田県道26号秋田停車場線の竿燈大通り(かんとうおおどおり)
といわれている「二丁目橋」交差点~「山王十字路」の区間。ここに、
約200近くの企業や学校などが参加し、終了時間近く(20:30(JST)ころ)
には「ふれあい竿燈」のコーナーがあり体験できる。

期間外でも「ねぶり流し館」に行けば竿燈の歴史や体験もできる。
竿燈の明かりは電球ではなくすべて火をともしたロウソクであり、
強風であおられたり演技失敗により倒れるなどした場合消えたり、
ごく稀に燃え上がる事がある。観覧席付近は倒れても被害が出な
いようロープを張るなどしているので安全は確保されている。

上記文章、写真は Wikipedia による。

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