ボイジャー2号は1977年8月20日にアメリカ・フロリダ州
ケープカナベラル空軍基地LC41発射台からタイタンIIIE
セントールロケットによって打ち上げられた。
また木星・土星・天王星・海王星のグランドツアーを初
めて実現した無人探査機となった。このグランドツアーは
これら4惑星の幾何学的配置が約175年に一度という稀な条
件を満たしたこの時期にのみ実現可能なものであった。
ボイジャー2号は1979年7月9日に木星に最接近した。
この時の観測で大赤斑は反時計回りに回転していることが
判明した。さらに、新衛星(アドラステア)を発見した。
土星への最接近は1981年8月25日に行われた。
天王星への最接近は1986年1月24日に行われた。
ボイジャー2号は天王星の未知の衛星を新たに10個発見した。
また天王星の97.77°傾いた自転軸によって生じたユニークな
大気の性質を調査したり、天王星の環の調査を行った。
海王星への最接近は1989年8月25日に行われた。
海王星はボイジャー2号が探査できる最後の惑星だったため、
ボイジャー1号が土星とタイタンに接近した際と同様に、
接近後の探査機の軌道を気にせずに海王星の衛星トリトン
への近接フライバイを行った。これは結果的に賢明な判断
となり、この接近によってトリトンの表面が興味深い特徴
を持っていることが明らかになった。
上記文章、写真は、 Wikipedia による。
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