2010年3月16日火曜日

アンデルセンの生い立ちとその母

今から、17年前レンターカーを借りて、デンマークを1週間
ほど一人旅行したことがあります。

その時フュン島の都市オーデンセに立ち寄り、アンデルセンの
生家を見学した。夏休みも終わりに近く、9月に入ってまも
ないころであった。

さぞ立派な家だと思っていたのですが、生家に入り、
びっくりした。彼の家は、6~8畳一間であり、マキス
トーブが1台あるのみであった。入り口には、2畳弱の
父親の仕事場があるのみであった。涙がしばし止まらな
かった。

このような貧しい生活から、素晴らしい童話を生み出した
源泉は、両親の愛と母親の盲信によって育てられた結果だと
思われる。特に、私には、母親の子供への愛がアンデルセン
の創造力を生み出す源だと推察される。

数多くの童話の中でも、マッチ売りの少女は、自分の若き
日の思いによるような気がする。

いずれにせよ、母親の子供への献身的な愛は、子供を精神
的、創造性豊かなものにすることは間違いないと断言できる。

今でも、このことを思い出すと涙が出てくる。

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