旧約聖書コヘレトの言葉第7章より抜粋引用します。
7-8 事の終わりは始めにまさる。
気位が高いよりも気が長いのがよい。
7-9 気短に怒るな。
怒りは愚者の胸に宿るもの。
7-10 昔の方がよかったのはなぜだろうかと言うな。
それは賢い問いではない。
7-15 この空しい人生の日々に
わたしはすべてを見極めた。
善人がその善のゆえに滅びることもあり
悪人がその悪のゆえに長らえることもある。
7-16 善人すぎるな、賢すぎるな。
どうして滅びてよかろう。
7-17 悪事をすごすな、愚かすぎるな
どうして時も来ないのに死んでよかろう。
7-20 善のみ行って罪を犯さないような人間は
この地上にはいない。
7-21 人の言うことをいちいち気にするな。
そうすれば僕があなたを呪っても
聞き流していられる。
7-22 あなた自身も何度となく他人を呪ったことを
あなたの心はよく知っているはずだ。
7-23 わたしはこういうことをすべて
知恵を尽くして試してみた。
賢者でありたいと思ったが
それはわたしから遠いことであった。
7-25 わたしは熱心に知識を求め
知恵と結論を追求し
悪は愚行、愚行は狂気であることを
悟ろうとした。
7-26 わたしの見いだしたところでは
死よりも、罠よりも、苦い女がある。
その心は網、その手は枷。
神に善人と認められた人は彼女を免れるが
一歩誤れば、そのとりことなる。
7-27 見よ、これがわたしのみいだしたとろ
--コヘレトの言葉ーー
ひとつひとつ調べて見いだした結論。
7-28 わたしの魂はなお尋ね求めて見いださなかった。
千人に一人という男はいたが
千人に一人として、良い女は見いださなかった。
7-29 ただし見よ、見いだしたことがある。
神は人間をまっすぐに造られたが
人間は複雑な考え方をしたがる、ということ。
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