2008年10月7日火曜日

コヘレトの言葉第7章

  旧約聖書コヘレトの言葉第7章より抜粋引用します。

7-8 事の終わりは始めにまさる。
    気位が高いよりも気が長いのがよい。

7-9 気短に怒るな。
    怒りは愚者の胸に宿るもの。

7-10 昔の方がよかったのはなぜだろうかと言うな。
     それは賢い問いではない。

7-15 この空しい人生の日々に
     わたしはすべてを見極めた。
     善人がその善のゆえに滅びることもあり
     悪人がその悪のゆえに長らえることもある。

7-16 善人すぎるな、賢すぎるな。
     どうして滅びてよかろう。

7-17 悪事をすごすな、愚かすぎるな
     どうして時も来ないのに死んでよかろう。

7-20 善のみ行って罪を犯さないような人間は
        この地上にはいない。

7-21 人の言うことをいちいち気にするな。
     そうすれば僕があなたを呪っても
       聞き流していられる。

7-22 あなた自身も何度となく他人を呪ったことを
        あなたの心はよく知っているはずだ。

7-23 わたしはこういうことをすべて
        知恵を尽くして試してみた。
     賢者でありたいと思ったが
     それはわたしから遠いことであった。

7-25 わたしは熱心に知識を求め
        知恵と結論を追求し
     悪は愚行、愚行は狂気であることを
        悟ろうとした。

7-26 わたしの見いだしたところでは
     死よりも、罠よりも、苦い女がある。
     その心は網、その手は枷。
     神に善人と認められた人は彼女を免れるが
     一歩誤れば、そのとりことなる。

7-27 見よ、これがわたしのみいだしたとろ
      --コヘレトの言葉ーー
     ひとつひとつ調べて見いだした結論。

7-28 わたしの魂はなお尋ね求めて見いださなかった。
     千人に一人という男はいたが
     千人に一人として、良い女は見いださなかった。

7-29 ただし見よ、見いだしたことがある。
     神は人間をまっすぐに造られたが
     人間は複雑な考え方をしたがる、ということ。






0 件のコメント: